「脳を活かす勉強法」読了


「脳を活かす勉強法」を読了しました。

出張中に読んだ「欲望する脳」のほうが、深みがあって大変面白かったと感じていますが、脳科学者で東大出身である、いわば勉強の達人である氏の勉強法についてのこの本も、今後勉強を進めていく上で、参考になることが多かったです。



彼の提唱する勉強法の本質は

「いかにして自分の脳を喜ばせるか」

そのための仕組みとして、以下の3点を挙げています。

  1. ドーパミン」による「強化学習」によって、脳を強化する。
  2. 「タイムプレッシャー」によって、脳の持続力を鍛える
  3. 「集中力」を徹底的に身につける。

特に勉強で集中力を発揮するには、「自分と対象の距離をゼロにして没入する」ということに深く頷きました。

脳を最大限に活用するには、夜よりも朝。
朝起きてから夜寝るまでのあいだの記憶が整理・蓄積されるのが睡眠中のため、夜は未整理の記憶でいっぱいになっているからだそうです。

うーむ。やっぱり朝の活用ですね。何とか9時前に2時間は勉強するようにしていこうと思います。
あとは自分自身と対話をして、脳の特性、コンディションを理解すること。

脳の話と連動しているところが、よくある勉強本と違って、納得感が高いです。

最後に著者がこれからの時代を乗り切るキーワードは「猛勉強」だと書いていますが、私もこれは最近つくづく感じていることです。


あまり参考になる挿絵でもないし、全体に軽く読める本なので挿絵なしで、新書でもうちょっと価格安くても良いのにな・・・と思います。