レポートの書き方 

レポートの書き方についてよくMailでご質問をいただきます。もちろん私はインストラクターでも大学の先生でもありませんのでレポートの内容についてではなくて、どうやったらレポートが書けるのか?という「産みの苦しみ」の部分についてのご質問です。

書き方は千差万別、人それぞれだとは思うのですが、参考までに私の手順をまとめるとこんな感じです。

1.どの課題を書くか決める。
2.課題の推薦図書や関連すると思われる書籍を集める
3.法律分野のレポートの場合は、さらに判例集最高裁判所ホームページなどから関連しそうな判例を集める。(これは必須です)
4.教科書+関連書籍、判例等をひたすら読みます。
5.読んだ中でキーワードになりそうな部分、使えそうな箇所を、アウトラインプロセッサに順番等を気にせず入力していきます。※アウトラインプロセッサ「あうとら」というフリーソフトを使用しています。
6.ついでに参考文献についてもアウトラインプロセッサに入力しておきます。
7.アウトラインプロセッサ内にたまったキーワードを眺め、レポート全体の流れを考え、キーワードを並べ替えます。
8. 各キーワードにそれぞれの内容の文章を入力してていきます。
9. もう一回課題を見直す。問われているのは何か?それに対する回答になるかを考える。「説明せよ」「考察せよ」「どのような措置がとれるか?」「〜とは何か?」等をよくチェック。
9. テキストで出力し、Microsoft Wordもしくは秀丸を使用して前後を整えて、修正・追加・削除の上文字数を2000字前後にする。
10.印刷して、レポート用紙に書き写し提出。

ポイントとしては、わからなくてもとりあえずどんどん入力していくというところですね。書いていると段々足りない点がわかってきますので、そこをどんどん追加します。
ちなみにマインドマップは後から結局細かい語句や文章を入力するのが面倒なので、あまり法律分野のレポートには使用していませんが、教養科目には結構使いました。

まぁしかし1-10までのステップが常に流れるようにうまくいくわけではりません。というか、ほとんどの場合7-9のどこかでかなり苦しみます。
あんまり苦しんでも進まないときは、とりあえず「塩漬け」します。
「塩漬け」というのは大体1ヶ月程度放置して、違うレポートに取り組むことです。そうして気分転換をした後に、再度見てみるとどこが足りないのか、何が余分なのかわかることが結構あります。
「塩漬け」をするメリットとしては、途中までやってあるので仕上げるのが楽。例えば毎月2本レポートを出そうと思っていても、中々時間がないとか集中力がなくてできないとき、塩漬けを取り出し仕上げます。途中からとはいえ、達成感があります。
 もう一つのメリットとしては、煮詰まっているところで全てがストップしてしまわず、他の作業に切り替えられ、学習は進み、ストレスも軽くなる点でしょう。

さて、商法(総論・総則)のレポートは塩漬けしたいーとの誘惑と闘いながら、今朝も少し書いています(入力しています?)。
スクーリング直前のものは塩漬けできません。学習は計画を持って・・・・と自分に戒めています(涙)