三色ボールペン情報活用術

「三色ボールペン情報活用術」という本を読んでから、読んだ箇所の色分けというのを意識している。

この本を読んだことの無い方に簡単に説明すると、自分の読んでいる文章を、自分の印象に応じて以下のように色分けし、この色分けによって読んだ情報を立体化するという情報活用術である。

・赤色・・・・すごく大事
・青色・・・・一応大事
・緑色・・・・大事というよりも自分の中で何か響くものがある

このやり方仕事の資料を読む分にはかなり使えているのですが、読書に使うのに結構無理があるなと個人的には感じている。
まず第一に図書館で借りている本が多いので、線が引けない。第二に、毎日通勤時に本を読むことが多いのだけれど、大体の場合荷物が多いので本を読むことはできても、ボールペンを出して線を引くのはかなり困難。
第三にこの色分け自体が後で結構邪魔になる。書籍というのは大事なことは結構繰り返し出てくるので、何度も赤や青が出てくると一体どこが本当に大事なのかが二度目に読むとよくわからないのだ。修正しようにもボールペンで引いていればもはや無理。
特に法律関係の基本書とか判例集とか、皆真っ赤になってしまったり、いくつかの学説があるものだとどれを自分の説とするかが決まる前に赤を引いてしまうと、これまた後々面倒だったりする。

ということで、これらの弱点を補うものとして今は小さい付箋紙を使っている。前述した3つの問題点のうちこれだと第二の問題意外は概ねクリアーできる。
一冊の本を読むのにかなりたくさんベタベタと付箋紙を色分けして貼っているが、後で読み返すと「あ、こりゃいらないや・・・」と思い捨てる付箋紙は実際かなり多い。同じ内容が後ろにもっとわかりやすくまとまっているので、こっちだけ付箋紙を残そうとかできて、結構便利である。
何度も読む本なら、何度目かの時にようやくボールペンで線を引く。そんな感じ。

問題は結構ゴミが増えることと、電車でこれをやっていると覗き込まれたり、怪訝な顔をされたりすることが多い事かな。