小説で法律を学ぶ?

yoshikoo2005-08-07

ちょっと一息。
夫と二人で、千葉の海でのんびりしてきました。(娘と愛犬は夫の実家で夏休み中)

海では、お昼寝→読書→お酒というのを繰り返していました。今回読んだのは、以前にも一度読んだ宮部みゆき「理由」

内容はある大型マンションにおける大量殺人をめぐる謎解きなのですが、殺人の動機に競売による不動産売買とそれを妨害する「占有屋」の存在があり、民事執行における強制執行と占有の話を勉強してから読むと尚更面白いです。
現実の社会ではこういう問題があるのか、というのがよくわかります

法律との関連で言うと、同じ著者の「火車」も、個人破産を扱った作品で非常に面白いです。(これまで読んだ宮部みゆきの作品の中で、私はこれが一番好きです)

個人的には、この人の作品はどうも登場人物が皆似た印象で、心に残るキャラクターというのが、私の中に生まれないという不満があるのですが、ストーリーには惹きつけられるものがあり、読み始めると読み終えるまで手放せません。

たまにはこんな勉強の仕方も面白いかもしれません。
さて、明日からは労働法(保護法)と経済法。とても楽しみです。